【実録】M.2 SSD換装が想像以上に大変だった話(GALLERIA MV × WD_BLACK SN7100)

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最近、長年使っているゲーミングPCのストレージが限界に達してしまいました。
今回、思い切って WD_BLACK SN7100 を導入し、起動ディスクを入れ替えたので、その奮闘記をまとめておきます。これから同じように古いPCをアップグレードしようとしている方の参考になれば幸いです。


■ 使用しているPCのスペック

10年以上前にドスパラで購入した GALLERIA MV(当時約16万円)
いまでも頑張って動いてくれていますが、さすがに時代を感じます。

  • CPU:Intel Core i7-8700
  • マザーボード:ASUS PRIME H310M-A
  • メモリ:16GB
  • GPU:NVIDIA GeForce GTX 1070 Ti
  • ストレージ構成(変更前)
    • SATA SSD:320GB(起動ディスク)
    • HDD:1TB(データ保存用)

■ HDDにBattlefield6をインストールしたら地獄を見た

SSDの容量がいっぱいになっていたため、仕方なくHDD側に Battlefield6 をインストール。
しかし、これが悲劇の始まりでした。

  • マッチング後、試合が始まっているのにロードが終わらない
  • やっとロードが完了しても、武器が表示されない

明らかにHDDの読み込み速度がボトルネック。
ここでようやく「M.2 SSDを導入しよう」と決意しました。


■ WD_BLACK SN7100を購入(なぜかTシャツ付き)

調べてみると、話題の WD_BLACK SN7100 が公式サイトでセール中。
なんと 17,545円 で購入できました。
しかも、なぜか おまけでTシャツ が付いてくるという謎の特典付き(笑)


■ しかし、取り付けには数々のトラブルが…

早速取り付けようとしたところ、問題が次々と発生しました。

① ヒートシンクがない

→ 別途 MHQJRH製ヒートシンク を購入。

② M.2固定用のネジがない

H310M-A対応のM.2アンカー を追加購入。

③ ヒートシンクとアンカーが干渉

→ 仕方なくアンカーのわっか部分をハサミで切って無理やり装着。

DIY感あふれる作業でしたが、なんとかマザーボードに設置完了。


■ 取り付けても認識されない!?フォーマットが必要

物理的に取り付けた後、電源を入れてもM.2 SSDが認識されず焦りました。
調べたところ、フォーマット作業が必要とのこと。
Windowsのディスク管理ツールから初期化して無事認識されました。


■ 起動ディスクのクローン作業

次に、SATA SSDの内容をM.2 SSDに丸ごとコピーする必要があります。
ここで活躍したのが、Acronis True Image for Western Digital(公式の無料ソフト)。
起動ディスクのクローンを作成できる便利ツールで、作業はおよそ 30分 で完了しました。


■ ブートメニューでM.2を指定して起動

クローン作成後、BIOS(ブートメニュー)から起動ディスクをM.2 SSDに指定。
再起動すると、あっさりM.2からの起動に成功しました。
BIOSの更新も不要でした。


■ 残ったSATA SSDはどうする?

元のSSD側には同じ内容が残っている状態。
フォーマットして再利用したいところですが、念のためバックアップを確認してからにする予定です。
(うっかり初期化してOSが飛ぶのは避けたい…)


■ 今後の課題:GPUもそろそろ限界

M.2 SSD化で起動やロードは劇的に改善しましたが、GPU(GTX 1070 Ti) がやや限界気味。
次はグラボの換装を検討中です。
コスパと性能のバランスを見ながら、Radeon系も気になっています。


■ 参考にした記事・サイト


■ まとめ

10年前のPCでも、ストレージをM.2 SSDに変えるだけで劇的に快適になります。
取り付けには多少のトラブルがつきものですが、結果的には読み込み速度も安定性も大幅に向上
古いゲーミングPCを延命したい方には、かなりおすすめのアップグレードでした。

■ 追記:開発者向け:wsl2が動かない

クローンしたゲームの起動は問題なかったのですが、開発用に使っていたwsl2が動作しなくなりました。

WSL2 は、現在のマシン構成ではサポートされていません。 "仮想マシン プラットフォーム" オプション コンポーネントを有効にし、さらに、BIOS で仮想化を有効にしてください。 "仮想マシン プラットフォーム" を有効にするには、次のコマンドを実行します: wsl.exe --install --no-distribution 詳細については、https://aka.ms/enablevirtualization をご覧ください Error code: Wsl/Service/CreateInstance/CreateVm/HCS/HCS_E_HYPERV_NOT_INSTALLED

ChatGPTに聞きつついろいろコマンド実行が必要でした。

  • BIOSで仮想化が有効になってるか確認→問題なし
  • Windows側で仮想化機能の有効化
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart

ここまでやってダメで、ChatGPTによると

つまり、Hyper-Vの軽量HCS(Host Compute Service)層がWindows内部で壊れている/登録されていないと考えられます。

とのことでした。以下のコードで強制有効化→再起動でようやくwslが実行できるようになりました。

bcdedit /set hypervisorlaunchtype auto

起動ディスク変えるだけでこんなに大変だとは・・・マザーボードも遺物状態なのですが、変えるときは苦労しそうだ・・・

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