「スマホ断ち」1週間してみた結果
最近、というか結構前から何もやる気がわかない、無気力な感覚があります。
そして、スマホを見る手を止められない自分・・・
一人で食事しているときなども机にスマホを置きながら動画を再生している自分がいます。
これはスマホ中毒ではないか?と薄々感じていました。
ただ、それでもスマホを見ている間は幸福感があるので、対策を打たずにそのままの生活を続けていました。
「このままではいけない!」と思い始めたのはつい先日。「スマホ脳」という本の存在を知ってからです。
2020年の出版なので結構前のものですが、この本の存在を知ってから「自分の脳がスマホ脳になっているのでは?」と強く感じるようになりました。
ちなみに本を買いましたが、まだ読んでません。追記:4日目に読みました。
スマホの何が悪いのか?
スマホを見続けることの何がそんなに問題なのでしょうか。
上の「スマホ脳」という本の中に細かく書いてありそうですが、一度自分で分析してみます。
スマホといっても自分が一番利用しているのはSNSでした。
- スワイプするごとに新しい情報に出会える楽しさ、手軽さ。ハマりやすい
- 情報に終わりがないため、やめるタイミングがない
この組み合わせは強力で、一度ハマってしまうと抜け出すことが難しくなります。
私はタバコは吸いませんしお酒もあまり飲みませんが、SNSを見続けてしまう癖はあります。
上記のような理由でSNSにはまってしまうと、1日中スマホを見続けることになります。
仕事の合間や、終わった後、食事中、お風呂、睡眠前・・・
そうして、1日の自由時間をほとんどスマホに使い切り、やるべきことができない状態になります。
また、スマホを集中して見続けることで目や体が疲れ、他のことをやる気力がなくなります。
スマホ断ちをしてみる
こういった問題を解消するため、試しにスマホ断ちをしてみることにしました。
とはいってもスマホを全く触らないわけではありません。LINEなど連絡に必要なものや、仕事で使っているアプリもあります。
なので、特にSNSを禁止し、その他なるべくスマホを触らないようにする、という意味でのスマホ断ちになります。
軽く1週間ほど実施してみて、様子を見てみたいと思います。
ルールについて
- スマホを極力触らないようにする
- 特にSNSを避ける
- ゲームなども(あまりやらないが)避ける
- Youtubeは本当に観たいものがあれば可とする(タイムラインなどは見ず、目的のもののみ探して観る)
- LINEはしょうがない。もともとそんなにLINEをしないので問題なし
- PCの利用はOKとする
- ただし、PCでもSNSは極力避ける。
甘めのルールですが、続けるために最低限のものを設定します。
とにかくスマホでSNSを使わないことが最大の効果を発揮する想定なので、その点を順守するようにします。
Youtubeはちいかわの最新話など観たいので、「前々から観たいと思っているものだけ」OKとすることにしました。
Youtubeも含め、SNSは「元々興味はなかったが、何となくタイムラインなどで目に入ってきたものを見続けてしまう」というのが良くない点かと思っています。
予想する効果
事前に効果を予想しておきたいと思います。実際にやってみて、結果と照らし合わせてみたいです。
- 疲れやすさがなくなる
- 集中力が上がる?
- 活動時間が増え、できることが増える
3つ目は当たり前ですが、特に1つ目が達成できるとうれしいですね。
1日目:ヒマを感じる
1日目から大きな違和感を感じます。むしろ1日目が最も影響があるのかもしれません。
- とても暇を感じる
昼ごはんを食べた後、今までは午後の仕事までの自由時間でスマホでSNSを眺めていました。これが禁止なので、他のやることを探します。
とりあえずボーっとしてみます。ボーっとすることは脳に良い効果があると聞いたことがありますので、これもよい暇つぶしになるかもしれません。
しかし、ただボーっとするだけだと思ったより時間が進まないのです。いつもならもう業務時間かな?という感覚で時計を見ると、まだまだ時間があります。
そのため、本棚にあった読んでいなかった本を取り出してパラパラをめくってみたり、軽く部屋の掃除をしてみたりしました。
スマホを見るより生産的でポジティブな効果だと思います。
- 小さなアイデアが湧くようになる
普段だと何か疑問点が浮かんだとき、すぐにスマホでググっていました。ルール上SNSでなければまあ調べものをしてもよいのですが、一旦、調べるならPCでやるよう意識してみました。
すると、疑問が湧いたタイミングからPCの前まで行ってから調べるまで時間がかかるので、その間に自分の頭で考える時間が生まれます。
正確にはそこまで「考える」というような意識ではないのですが、何となく疑問点について、答えがわからない状態でいる時間が長くなると、自然と思考が働くようです。
その結果、その疑問点に関連するようなアイデアが浮かんでくることがありました。これは想定していなかった効果でした。
- とにかく暇
昼ごはん以外も、休憩時間も、今までスマホを見ていた時間がすべて暇になります。これがかなりの違和感がありました。
ちょっとつらいです。深刻なつらさではありませんが、やはり手持ち無沙汰で暇です。
するといつもより「スマホを見る以外のこと」で何をしようか考え出します。今まではスマホを見ることが第一優先になっていたんだなぁと実感しました。
ストレスは感じますが、一方でやりたいことを考え始めるようになり、「どこかに旅行に行きたいな」などと感じるようになりました。
最近は外にも出たくない感情が強かったので、これもポジティブな効果と感じています。
2日目:朝がつらい
2日目は、朝起きた時に一番つらい状態になりました。
私は朝が弱く、起きるのに時間がかかるのですが、普段は横になった状態でスマホのニュースアプリやSNSを見て、意識をはっきりさせてから体を起こすというプロセスを踏んでいます。
しかし今日はスマホを使わずに起きてみようと決心しました。なかなか頭が働かず、体も重く感じます。
上半身だけ軽く起こした状態で数分待ち、ようやく立ち上がることができました。
これは明日からも朝がしんどそうです・・・
また、仕事に取り掛かってからも、事あるごとにスマホを開きたくなります。
スマホが目に入ると、なんとなく手に取り、気づくと開いてアプリを触ろうとしていることが何度かありました。
まだまだスマホに対する依存が強く出ていると感じます。
一方で、調べ物をしなければならない状況になり、急ぎだったのでスマホを利用して調べたり、メモを取ることをしました。
少し抵抗がありましたが、SNSは使わないようにするというルールを守りつつ調べました。
この辺りは便利なので、しょうがないかと思います。
良い効果としては、あまり昨日と変わりませんが仕事に集中できていると感じます。
また、仕事が終わってからもスマホをいじらないので時間が余り、生産的な活動ができています。
意識としては、「スマホでSNS見たい」→「禁止してるんだった」→「じゃあ他のことやろう」→「せっかくなら生産的なことやろう」という流れを何度も繰り返しています。
即座に「生産的なことやろう」とはならないのが、まだまだスマホに依存しているのを表している気がしますね。
3日目:変化を感じにくくなってきた
3日目は、1日目・2日目と比べると変化を感じにくくなってきたと思います。
実際には同じ効果が得られていて、以前よりほかのことに使う時間が増え、しかも集中してできるようになっています。
サボっていた筋トレも再開しはじめ、活動的になっているようです。
しかし、スマホを使わないことのストレスは強く、より明確に感じています。
大体2週間ほど同じことを続けると、人は慣れると聞いたことがありますが、果たしてスマホ断ちは2週間で慣れるのでしょうか。
4日目:「スマホ脳」を読み、現在と比較する
朝は引き続き起きるのが大変です。計測してみると、アラームを止めてから30分も起きられないでいたようです。
また、今日は眠りが浅くなっていたようで、夜中に何度も起きてしまいました。
以前に買っていた「スマホ脳」を読んでみました。読みやすい本で、すぐに読み終えられました。
HPA系の働きといった細かい部分まで説明があり、イメージがしやすく理解が深まりました。
最後のほうに「デジタル時代のアドバイス」という項目があり、スマホ依存を軽減するための手段が書いてありました。その中で面白かったのが「スマホの表示をモノクロに」というもの。色がない画面のほうがドーパミンの生成がすくないんだとか。
モノクロにする設定はスマホの「アクセシビリティ」の設定にありましたので実際にONにしてみました。
実際にモノクロにしてみると、スマホの魅力が半減したような感じになります。カラフルなアイコンやUIがスマホへの注意を引き立てていたんですね。
ただし、動画を見る際などはモノクロだとさすがに使いづらいので、ショートカットでグレースケールにできるように設定しました。これはAndroidでしかできないかもしれません。
また、スマホを触らなくても机に置いておくだけでテストの点数が下がるといった実験結果から、今スマホ断ちをしている自分も、触らなくても影響を受けていると実感しました。仕事中はなるべく別の部屋にスマホを置くようにして、できれば電源を切るようにしてみます。
あとは、スマホをいじる以外のことを考えるのに慣れてきたように感じます。
5日目~7日目:つらさが和らいでくる
5日目からは3連休でやることが多かったので、あまりスマホに意識が向かずに済みました。それもあってか、スマホを触れないことへのストレスもあまり感じずに済んだと思います。
やはり平日のほうが仕事の休憩中などにスマホを触りたくなりますね。
この辺りになると慣れてきたのもあるのかもしれません。スマホ以外のことに意識を向けられるようになり、一日を少し楽しく過ごせているように感じます。
また、疲れにくさも実感するようになりました。一日中スマホを見続けると実はとても目や脳を酷使していたのではと推測します。仕事の休憩時間などにスマホを見続けるのは逆効果ですね。
まとめ
1週間のスマホ断ちをしてみて、かなり気持ちが楽になったように感じます。
始めた当初はスマホを使えないことでストレスが強かったものの、その分効果も大きく感じました。具体的には、スマホを見る以外の「やりたいこと」に意識が向くことで、行動力が上がったと感じています。
また、疲れやすさも減ったように感じます。仕事がPCを見る仕事なので、その休憩時間にスマホを見ていたことがかなり目を酷使していたんだと思います。
一方で、1週間続けた今でも手持ち無沙汰になるとスマホを触りたい欲求をひしひしと感じます。
今後もスマホ断ちを続けられるだけ続けてみて、より効果を感じられるか確認していきたいと思います。